老後への貯えはいくら必要か パート1
日々の相談業務のなかで今一番質問が多いことは老後への蓄えの話です。
これは既婚でも独身でも共通で金額には差がありますが蓄えが必要だからです。
では具体的にいくら必要なんでしょうか?
答えは人それぞれ違います(笑)
と言っても誰も納得いかないので、目安としては既婚であれば2人で4000万円、独身であれば2500万円~3000万円と言ったところだと思います。
これもけっして適当に言っているわけではありません。
この金額を計算する為にはまず何歳までご自身が生きるかを確認しましょう。
これを確認するのは平均余命というのを使うと便利です。
平均寿命と平均余命の違いはご存じでしょうか?
平均寿命は0歳時が何年生きるかを示しています。
平均余命は例えば今30歳の方があと平均して何年生きるかというのを示しています。
なので同じ年齢の人が平均何年生きるかを確認する為には平均余命を見ましょう。
30歳の男性だと50.21年 女性は57.32年です。
つまり最低でも男性は80歳まで女性は87歳までは貯えが必要ということになりますね。
老後の貯え=(何年生きるか×足りない金額は年間いくらか)+イベント費用(特別費用)
と考えると良いでしょう。
次回は足りない金額は年間いくらかというところをお伝えします。