給与明細から見えること
20代30代の為の資産形成部 部長のまえちんです
GWも残り僅かですね
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今回のテーマは給与明細からみえることについてお伝えします
新入社員の人は初めての給与明細をもらったのではないでしょうか
あなたの年収はいくらですか?
と聞いた時に総支給ですか?手取りの事ですかとよく質問を受けます
年収をお聞きした時は総支給のことを伺っています
そして今お伝えした通りお給料から自動的に引かれるものがあります
それは社会保険料と税金ですね
これは日本でお給料をもらっていれば必ず引かれることになっています
ではこの社会保険料と税金は何の為に支払っていてどういう役割をしてくれるかを確認してみましょう
①健康保険料
健康保険は病気やけがをした時に役に立ちます
日本は国民皆保険制度なのでみんな何かしらの健康保険に加入していることになります
病院や薬局では全額支払うのではなく多くの方は3割負担で済みますね(^-^)
また会社員や公務員の方には傷病手当金といって会社を休んだ場合のお給料の保障もあります
そして40歳以上になると介護保険にも加入をすることになります
平成28年度の健康保険料負担は約10%~12%になっています
半分は会社負担になっていますので自己負担は5%~6%になります
②厚生年金保険料
厚生年金は将来の年金を増やすことが1番の目的ですね
生きている間ずっと働いていることは出来ませんので退職後は年金暮らしですね
なので厚生年金は先取り貯蓄して老後に備える為ですね
しかしこの厚生年金には落とし穴がありました
今私達が納めている厚生年金保険料は今の高齢者への仕送りになっています
私達が実際もらえる時は自分たちの子どもや孫の世代が働いて納めてくれた厚生年金保険料をもらうという仕組みになっています
ということはこれから子どもの数が減れば将来納めてくれる人も減るってことになりますね
また厚生年金は老後の年金以外にも障害者になった時やお亡くなりになったときなどの保障にもなっているので非常に有難い制度になっています
厚生年金保険料の負担は約16%になっています
自己負担は半分の約8%になります
③雇用保険料
雇用保険料は失業した時に収入の補填となります
会社都合での失業なのか、自己都合なのかまた年齢などによって保障金額は変わります
今企業では人不足に陥っていることもあり、完全雇用に近いかたちにはなっています
こちらは失業者が減っていることにより今年の4月から負担料も少し下がりました
雇用保険料は1.1%になっています
雇用保険料は完全に折半ではないので会社が約7割個人が4割程度の負担になっています
このようにお給料からは様々な金額を引かれて手取りとなります
しかしその中身は私達が何かあった時の備えとして役立つことになります
この金額は何に使われているかを知っておいてもいいのではないでしょうか!!
また税金のことは次回以降にお伝えします(^v^)